お金と同じくらい話ずらい『葬儀』
誰にでも必ず訪れる最期を
「人生のゴール」と教えていただき
棺桶にいれていただきました。
エンディングノートを書く
最近になり、同じ年代の方から
相続の相談をうけるようになりました。
実際に「相続」が発生するのは
まだ先のことだけれど
「知り合いの話を聞き、不安になった」
「親と向き合う前に、話を聞いておきたい」
と仰る方のお話をお伺いするたびに
相談者さんに合わせたステップを
お話するようにしています。
相談後に、ホッとされた顔をしながら
帰られる相談者さんをみていて
ふと、自分の最期を考えるようになり
エンディングノートを手に取り
書き始めました。
最期を意識することで今を生きる
エンディングノートを書くことで
最期を
どんな場所で、誰と
過ごして終わりたいのか
見送ってもらう人に
どんな言葉をかけてもらいたいのか
考えることができ
そのために、今をどうやって生きるのか、を
考えるきっかけになりました。
葬儀Barでの入棺体験
主催は、一級葬祭ディレクターの
冨吉昭二さん
「葬儀Bar」という名前で
定期的に趣深いイベントを企画されています。
会場には、2つの棺桶
1つは、真っ白でいわゆる「一般的な棺桶」
もう1つは
見た人を笑顔にする「カラフルな棺桶」
棺桶に入る前に
「死んだ自分」にむけて弔辞を
自分以外の誰かになりきって書きます。
私は、娘のあーちゃんに
なったつもりで、弔辞を書きました。
今回の入棺体験にあたり
どんな洋服を着ていくのか考えた末
自分のテーマカラーでもある「黄色」と
最期はゼロに帰る、という想いから「白」を
選びました。
そんな装いだったので
カラフルな棺桶に入ることにしました。
棺桶には、枕もあり
寝心地は決して悪くない
そして、自分は死んだということで
目を閉じていると
参列者(参加者)さんが
「ゆみっち、かわいい」
「おつかれさまでした」と
声をかけてくれながら生花をいれてくれます。
その後、棺桶の蓋が参列者さんによって
厳かに閉められ
顔のところにある小窓も閉じられ
3分間
棺桶の中は
木の香りがして、あたたかく
(匂い敏感な私しか感じない?)
スキューバダイビングで
深い海を潜ったときと同じように
地球に包まれているような感覚になり
とても心地よかったです。
「今」をどう生きるか?
私は幼いころから
自分は何のために生きているのだろう。とか
死んだ先に何があるのか。みたいなことを
ボンヤリと考えている、変わった子どもでした。
自分の「最期」をどうありたいのか
そのために「今」をどう生きるのか
考えるキッカケになりました。